イヤホンやヘッドホンのスペック表を見ていると、必ず出てくるのが「インピーダンス(Ω)」と「感度(dB)」。
でも正直、この言葉を初めて目にしたとき「は?なんの数字?」って思った人も多いはずです。
僕も最初は「数字が大きい方が偉いのかな?」くらいにしか思っていませんでした。
でも仕組みを知ると、イヤホン選びがグッと楽になるんですよ。
この記事では、初心者でもイメージできるようにたとえ話を多めに使って、インピーダンスと感度の意味や選び方を解説していきます。
インピーダンスとは?(Ω)
インピーダンスは電気の流れにくさを表す数値です。
水道で例えると「ホースの太さ・水の通りにくさ」みたいなイメージ。
- 低インピーダンス(16Ω~32Ω)
太めのホースで水(電気)がスイスイ通る。
スマホ直挿しでも元気に音が鳴る。
ただし水が通りすぎて雑音(ノイズ)も入りやすい。 - 高インピーダンス(100Ω以上)
細めのホースで水が通りにくい。
スマホ直挿しだと「水圧足りない…音小さい…」となる。
でも強力なポンプ(アンプ)を繋げばクリアで豊かな水が出る。
普段使いなら低インピーダンスで十分。
一方、オーディオマニアや音楽制作の現場では高インピーダンスモデルが好まれることが多いです。
つな有線イヤホンとかではよく聞くよな
感度とは?(dB)
感度はどれくらい音が出やすいかを示す数値です。
同じ力を加えたときに、大きな音が出るか、小さな音しか出ないかを表しています。
楽器で例えると…
- ちょっと撫でるだけで「バンッ!」と鳴るドラムが高感度
- 思いっきり叩いても「トントン」くらいしか鳴らないドラムが低感度
- 高感度(100dB以上)
小さな力でも大きな音が出る。
スマホ直挿しでも十分すぎる音量。
ただし音量の上げすぎには注意。 - 低感度(90dB前後)
音を出すのにパワーが必要。
スマホ直挿しだと物足りない場合もある。
でもアンプを繋ぐと隠れていた音が一気に花開く。
初心者は100dB前後を目安にすると、使いやすくて失敗しにくいです。
インピーダンスと感度の関係性
結局どっちを見ればいいの?と思うかもしれません。
実はインピーダンスと感度はセットで考えるとわかりやすいです。
- 低インピーダンス × 高感度
スマホ直挿し向け。完全ワイヤレスイヤホンはだいたいこのタイプ。 - 高インピーダンス × 低感度
アンプ必須だけど、鳴らしたときの解像感は別格。高級ヘッドホンはこのタイプが多い。
普段使いなら「低インピーダンス × 高感度」を選んでおけば安心です。
初心者向けのおすすめ選び方
- スマホやPCで気軽に音楽を楽しみたい人
インピーダンスは16~32Ω、感度は100dB前後 - もっと深く音楽を楽しみたい、本格的に機材を揃えたい人
インピーダンスは100Ω以上、感度は90dB前後+ヘッドホンアンプ - ライブ音源やクラシックをじっくり聴きたい人
高インピーダンスモデルを鳴らせる環境を作るのもおすすめ



予算とも相談だな



自分がどの環境で音楽を聴くことが多いのか考えよう!
まとめ
インピーダンスは電気の流れにくさ。ホースの太さのようなもの。
感度は音の出やすさ。軽く叩いても鳴るかどうかの違い。
初心者は低インピーダンス(16Ω~32Ω)で高感度(100dB前後)のモデルを選べばまず失敗しません。
スペック表に並んでいる数字って、意味がわかると一気に面白くなります。
「なんとなく良さそう」で選ぶより、「これはスマホ直挿しでも大丈夫そうだな」とか「アンプと組み合わせたら面白そうだな」と考えられるようになると、イヤホン選びの楽しさも倍増しますよ。



筆者も有線イヤホンにはそんなに詳しくないからな。間違えてるところがあればコメントが欲しいぞ



ぜひ。


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