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ハイレゾ音源とは
「ハイレゾ(High-Resolution Audio)」とは、CD音質を超える解像度を持つ音源のことを指します。
CDは44.1kHz/16bitという規格ですが、ハイレゾはそれ以上、例えば96kHz/24bitや192kHz/24bitといったフォーマットが一般的です。
わかりやすく言うと、CDが「フルHD映像」だとすれば、ハイレゾは「4K映像」。
音楽の中の細かいニュアンス――ボーカルの息づかいや楽器の余韻など――まで感じられるのが特徴です。
つなワイヤレスイヤホンでもハイレゾにすると若干の違いを感じるぞ
CDとハイレゾの違い
| CD音源 | ハイレゾ音源 | |
|---|---|---|
| サンプリング周波数 | 44.1kHz | 96kHz / 192kHz など |
| ビット深度 | 16bit | 24bit / 32bit |
| 音の情報量 | 約1.4Mbps | 数Mbps〜10Mbps以上 |
| 表現できる音 | 可聴域中心 | より広い帯域と細部 |
各項目をやさしく解説+補足
- サンプリング周波数
これは「音を1秒間に何回デジタル化するか」を示す数値。CDは44,100回/秒、ハイレゾは96,000回や192,000回/秒。
例えるなら、CDは24fpsの映画、ハイレゾはハイスピードカメラの映像。より滑らかで自然な音の波を再現できます。 - ビット深度
音の強弱をどれくらい細かく表せるかの数値。CDは16bit(約65,000段階)、ハイレゾは24bit(約1,670万段階)。
例えるなら、16色の色鉛筆と24色の色鉛筆。数が多いほど繊細なグラデーションが描けるように、音もより豊かに表現できます。
補足すると、ビット深度が高いほど「静寂から爆音まで」の幅(ダイナミックレンジ)が広くなります。 - 音の情報量
CDは約1.4Mbps、ハイレゾは数Mbps〜10Mbps以上。
例えるなら、フルHDと4K映像の違い。どちらでも映画は楽しめますが、4Kだと背景の細かい質感や光沢まで見えるように、ハイレゾは音の細部まで聴き取れます。 - 表現できる音
CDは人間の可聴域(20Hz〜20kHz)が中心、ハイレゾは40kHz以上まで収録可能。
聞こえない領域まで含むことで、音全体に透明感や空気感が加わるといわれます。
例えるなら、料理に隠し味を少し加えた感じ。直接は分からなくても、全体が一段とおいしくなるイメージです。
ハイレゾを楽しむために必要なもの
- ハイレゾ対応の音源
mora、e-onkyo musicなどで購入可能。最近はAmazon Music UnlimitedやApple Musicでもハイレゾ配信があります。 - ハイレゾ対応プレーヤー・スマホ
多くのAndroidは対応済み。iPhoneは外部DACを使えばハイレゾ再生が可能です。 - ハイレゾ対応イヤホン・ヘッドホン
「Hi-Res Audio」ロゴが目印。最近は1万円前後の完全ワイヤレスイヤホンでもLDACやaptX Adaptiveでハイレゾ相当を楽しめます。 - DAC/アンプ(有線派におすすめ)
USB DACを挟むと、さらにハイレゾの良さを引き出せます。



一番簡単なのはAndriod端末+イヤホン+Amazon Music Unlimitedかな?
メリットとデメリット
メリット
- 楽器の余韻やボーカルの息づかいがよりリアル
- 音の分離感が良く、ライブ感を味わえる
- 高音質ストリーミングで手軽に試せる
デメリット
- 音源ファイルが大きく、ストレージを圧迫しやすい
- 対応機材が必要で、環境が揃わないと違いが分かりにくい
- 「人によってはCDとの差をあまり感じない」と思う場合もある



ぶっちゃけ聞き比べなくちゃ分からないけど音楽体験としては面白いのでぜひ体験してほしいな
まとめ
ハイレゾ音源とは、CDよりも細かく、豊かな音を収録した高音質フォーマットです。
専門用語で言えば「サンプリング周波数」「ビット深度」が大きく違いのポイントですが、比喩で言うなら「HDから4Kへの進化」と考えるとわかりやすいでしょう。
対応機器が必要ですが、最近はイヤホンやサブスクで簡単に楽しめるようになりました。
「もっと音楽をリアルに味わいたい」と思ったら、ぜひ一度ハイレゾを体験してみてください。



その分接続が不安定になったりもするから場面で使い分けるのがおすすめだな。


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