AVIOT TE-W1-PNK ピヤホン8 レビュー|音質・ノイキャン・コスパを徹底検証

皆様こんにちは。

今回はAVIOTから発売されている完全ワイヤレスイヤホン「TE-W1-PNK」、通称「ピヤホン8」をレビューしていきます。

凛として時雨のドラマー、ピエール中野さんとのコラボモデルとして人気のこのイヤホン。最近ではセール時の値引き率もかなり大きく、コスパを求める方に特におすすめのモデルとなっています。

音質からノイズキャンセリング、他社製イヤーピースとの互換性まで詳しくレビューしていきます。

目次

基本スペック

  • 製品名:ピヤホン8(AVIOT TE-W1-PNK)
  • 価格(2025年10月時点):約16,000円
  • カラー:ブラック
  • ドライバー構成:10mmダイナミック + 6mmダイナミック(デュアルドライバー)
  • 再生時間:ケース込みで約50時間
  • 対応コーデック:AAC / SBC / LDAC
  • 防水性能:IPX4相当
  • 付属品:イヤーピース6種類、ハードケース、充電ケーブル

外観・ビルドクオリティ

ケースの外観は光沢のあるプラスチック製で、高級感はそこそこといったところです。

ケースを開けると、シンプルなデザインのイヤホンが現れます。黒をベースに金色のアクセントが映えて、とても美しい仕上がりです。

ビルドクオリティに妥協は感じられません。特にノズル部分に金属パーツが使われているところに、AVIOTの本気度を感じました。

付属のハードケースには、ピエール中野さんのキャラクター「バイブスくん」のロゴが印刷されており、ケース自体の作りも良好です。

ただし、イヤホン本体がケースからやや取り出しにくい点は気になりました。慣れが必要かもしれません。

装着感・フィット感

耳の模型を使って装着感を確認してみました。

装着感は安定感があり、耳の奥までしっかりとフィットする感覚です。

個人的にはやや圧迫感を感じますが、全体的には良好な装着感といえるでしょう。長時間使用でも問題なさそうです。

操作性

操作はタッチセンサーで行います。

タッチ感度や操作性は、他のワイヤレスイヤホンと比較するとやや劣る印象です。

決して悪いわけではないのですが、同価格帯のイヤホンと比べると反応速度やレスポンスがもう一歩といった感じです。

ボイスガイダンスが最高

このイヤホンの注目ポイントの一つは、声優によるボイスガイダンスです。

最初は声優の日髙のり子さんの音声のみでしたが、アップデートで三石琴乃さんの音声も選べるようになりました!

日髙のり子さんといえば、「PSYCHO-PASS サイコパス」のドミネーターや「らんま1/2」のあかね役などで知られていますね。今回はドミネーターのような無機質な音声だけでなく、元気な女の子ボイスも収録されているので最高です。ありがとうAVIOT!

三石琴乃さんといえば「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎ役や「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサト役などで知られています。

私はエヴァが大好きなので、ミサトさんボイスで「接続完了」と言ってもらっています。これだけでも買う価値ありです。

他社製イヤーピースとの互換性

ノズルには割と入るんですが、ケースに入らないことが多かったですね。使えるイヤーピースは少なめ。
装着できてもフィット感に差が出たり、パーソナライズ機能が正しく動作しないこともあるので基本は純正推奨

  • SpinFit Omni ✕
  • AZLA SednaEarfit Crystal 2 Standard ✕
  • AZLA SednaEarfit Max ASMR Standard ✕
  • AZLA SednaEarfit Foamax Standard ✕
  • AZLA SednaEarfit MAX for TWS 〇
  • AZLA SednaEarfit MAX ✕
  • Pentaconn COREIR mini ✕

ただしAZLA SednaEarfit MAX for TWSはしっかりハマり、装着感も向上しました。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)・外音取り込み機能

ノイズキャンセリングは割と効いていますが、パッシブ性能によるところも大きいと思いました。ノズルを置くまで押し込む形なので物理的な遮音性が高い気がしました。

外部音取り込みはそこそこ。めっちゃ自然ではないけど使えないことはないです。

音質レビュー – ジャンル別試聴

デュアルドライバー構成による音質を、さまざまなジャンルで検証しました。全体的な傾向としては、音場が広く、低音に迫力がありながらも高音域の伸びも良好なドンシャリ寄りのサウンドです。

EDM

試聴曲:Alan Walker – Faded

音場は広めで、空間表現が豊かです。高音域は刺さることなく伸びやかで、低音も十分な迫力があります。

ただし、極端なドンシャリというわけではなく、中音域のピアノも美しく鳴っています。EDMにしては意外とフラットなバランスに感じました。

派手さを求める人には物足りないかもしれませんが、楽曲全体をバランスよく聴きたい人には好印象でしょう。

評価:★★★★☆

ロック

試聴曲:凛として時雨 – abnormalize

音場は広めで、楽器の配置がしっかり感じられます。ギターの歪みは、他のイヤホンでは聞こえない細かな音まで拾えており、解像度の高さを実感できます。

スピード感のある曲ですが、メリハリがよく効いていて非常に気持ちよく聴けます。高音域のハモりは見事で、裾野まできれいにさまざまな音が聞こえて楽しいです。

イコライザーで低音強調や高音強調にすると、さらに違った楽しみ方もできます。ピエール中野さんのチューニングが活きるジャンルですね。

評価:★★★★★(最高の相性)

J-POP

試聴曲:藤井風 – きらり

生声感たっぷりで、ボーカルの息遣いまで感じられます。低音の解像度が高く、音場の広さも魅力的です。

低音は鼓膜が震えるくらいの迫力があり、楽器の左右の分離感も非常に良好です。全体的にはドンシャリ傾向を感じますが、不思議なことに男性ボーカルの声はしっかり前に出てきます。

個人的には、テストした中で一番相性が良いと感じたジャンルです。

評価:★★★★★(最高の相性)

アニソン

試聴曲:春奈るな – 君色シグナル

低音がかなり目立ちます。高音域の伸びは良好で、ドンシャリ感は強めです。

全体的に解像度は高いのですが、前に出てくる音が目立つ印象なので、好き嫌いが分かれるかもしれません。特にボーカルソロのシーンでは、低音が若干邪魔に感じることもありました。

ただし、盛り上がるサビでは迫力満点で楽しめます。アニソン特有の派手さを求める人には向いているでしょう。

評価:★★★★☆

クラシック

試聴曲:マーラー:交響曲第2番「復活」

音場は広めで、オーケストラの広がりを感じられます。若干高音が目立つ気がしますが、意外にも迫力があり、楽しく聴けました。

立体感と音場の広さがクラシックと相性が良いのかもしれません。ただし、ピヤホンらしいノリの良さが出てしまうため、クラシック専門で聴くには少し派手すぎる印象です。

クラシックメインの方には、もう少しフラットでモニターライクなイヤホンの方が向いているでしょう。

評価:★★★☆☆

音質の総合評価

得意ジャンル:ロック、J-POP、アニソン、EDM
やや苦手なジャンル:クラシック、ジャズなど落ち着いた音楽

デュアルドライバー構成により、低音から高音まで広いレンジをカバーしています。音場の広さと解像度の高さが特徴で、特にロックやJ-POPとの相性は抜群です。

ピエール中野さんのチューニングが活きた、ノリよく楽しく聴けるサウンドです。ただし、クラシックのような落ち着いた音楽には、やや派手すぎる傾向があります。

ポップス、ロック、アニソンを中心に聴く方には強くおすすめできる音質です。

マイク性能・通話品質

スマホマイクとの比較をしていきましょう。肉声が流れますので苦手な方は飛ばしてください

スマホマイク(屋内)

ヘッドホンマイク(屋内)

ヘッドホンマイク(屋内・扇風機前)

スマホマイク(電車音環境)

ヘッドホンマイク(電車音環境)

うーん。良いとは言えないですがまあ普通ってところでしょうか。

専用アプリ・機能性

ピヤホン8は専用アプリに対応しており、イコライザーやノイズキャンセリングの設定など、さまざまなカスタマイズが可能です。

イコライザなどは変更すると結構変わりますので音楽のジャンルによって変えてみると楽しいと思います。

まとめ:ピヤホン8の評価

良かった点

  • ノリよく聴けるピヤホンならではの高音質
  • 音質だけでなく、ANCや外音取り込みなど機能が充実
  • 付属イヤーピースの選択肢が豊富(6種類)
  • 声優ボイスガイダンスが最高
  • セール時のコスパが抜群

気になった点

  • タッチ操作の反応性がやや悪い
  • クラシックなど落ち着いた音楽にはあまり合わない
  • アプリのUIが改善の余地あり

総合評価:約16,000円という価格帯で、デュアルドライバー、LDAC対応、50時間再生と充実したスペック。特にセール時は非常にコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンとしておすすめです。

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