Baseus inspire XC1レビュー|BOSE監修イヤーカフ型の音質・装着感を徹底検証

皆さんこんにちは。今回はBaseusから発売されたイヤーカフ型イヤホン「inspire XC1」を自腹購入してガチレビューしていきます。

Baseus inspireシリーズは「sound by BOSE」を謳っており、BOSE監修の音質を実現しているとのこと。果たして本当なのでしょうか。さっそく詳しく見ていきましょう。

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目次

スペック

  • 製品名:Baseus inspire XC1
  • 価格:23,800円(AliExpressならもう少し安く購入可能)
  • ドライバー:BAドライバー + 11mmダイナミックドライバー
  • Bluetooth:6.1
  • 対応コーデック:SBC/AAC/LDAC
  • 再生時間:最大8時間
  • 防水性能:IP66

非常に優秀なスペックだと思います。特に注目すべきはドライバー構成と防水性能です。

イヤーカフ型でデュアルドライバー、しかもBAドライバー搭載という製品は、私の知る限りではこれまで見たことがありません。さらに防水性能はIP66と非常に高く、雨の日でも安心して使用できるレベルです。

ハイレゾにも対応していますが、ここには少し弱点があります。詳しくは後述します。

外観デザイン

外観は非常に高級感があって好印象です。

ケースの蓋部分はやや金属的な質感があり、しっかりとした造りを感じさせます。ケースにも「sound by BOSE」のロゴがしっかり刻まれていますね。

本体の形状はややV字型のような独特なデザイン。正面にはBaseusのロゴ、背面には「sound by BOSE」の文字が配されています。文字もロゴも目立ちすぎることなく、安っぽさは一切ありません。

操作用の物理ボタンが背面部に搭載されています。

Baseus独自の特徴として、正面の丸い部分、耳に触れる箇所にエアクッションが採用されています。これが後述する装着感の良さに大きく貢献しています。

装着感・操作性

装着感

装着感は非常に良好です。今まで使ってきたイヤーカフ型イヤホンの中で一番かもしれません。

エアークッションが効いており、軽いのにズレにくい優秀な装着感を実現しています。イヤーカフ型の装着感は個人差が激しいと思いますが、私の耳にはベストフィットでした。

操作性

操作は背面部分にある物理ボタンで行います。以下の操作が可能です。

  • 再生/一時停止
  • ボリュームアップ/ダウン
  • 前の曲/次の曲
  • 電話に出る/切る
  • 音声アシスタントオン

これが本当に最高です!イヤーカフ型イヤホンは価格が高くなるにつれてタッチ式になる傾向がありますが、個人的には物理ボタンが正義だと考えています。

運動時にタッチ式だと誤動作の原因になりますし、何よりタッチ操作よりもレスポンスが段違いに良い。これからの季節、手袋をしていても確実に操作できます。変にタッチ操作にせず、物理ボタンを採用してくれたことに感謝です。

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音質

今回は音域ごとに詳しくレビューしていきます。

高音域

刺さることなく綺麗に鳴っています。伸びもあり、分離感も良好。ウォームではなく、やや乾いた高音という印象です。

BAドライバーらしい音とでも言いましょうか。EDIFIERのNeoBudsシリーズの高音域に近い傾向ですね。

中音域

こちらも良く響きます。低音域や高音域に飲まれることなく、ボーカルも非常に聞きやすいです。

ノリよく聞ける心地よさがあります。楽器の分離感も良好で、よくある「迫力を重視するあまり音がまとまってゴチャつく」という感覚は全くありません。

低音域

タイトで迫力があります。「sound by BOSE」を謳っているだけあり、重低音もしっかり深く沈み込んでいる感覚がありますね。

かといってボワつくことなく、解像度感も高いです。素晴らしいと思います。以前BOSEのイヤーカフイヤホンを試聴したことがありますが、BOSEの方が重低音はもう少し出ていたような気がします。

総評

イヤーカフイヤホンの中ではトップを争える音質だと断言できます。

「sound by BOSE」ということで低音域重視かと思いきや、中高音の分離感と伸びもかなり冴えています。重低音もBOSEと同程度か少し劣るくらいまではしっかり出ている印象で、音楽全体を考えたときにはこちらの方がノリよく楽しく聞ける印象です。

予想外に素晴らしい出来栄えでした。高級イヤーカフイヤホンの本命に新星が現れたと言えるでしょう。

アプリ

アプリ自体のUIは非常に分かりやすく、直感的に操作できます。イヤーカフ型なのでアプリで操作することもあまりないのですが、この辺りは国内メーカーも見習ってほしいですね。

ただし、このイヤホンの難点として、LDACとDolby AudioとイコライザーONの併用ができません。なぜこの仕様なのか疑問ですが、仕様上できないものは仕方ありません。

主に3種類のパターンで聞く方が多いと思います。

  1. sound by BOSEのEQ
  2. Dolby Audio
  3. LDAC

おすすめはやはり①です。解像度はLDAC使用時に劣りますが、迫力は一番あり、音楽を楽しんで聞けます。②だと少し音が軽くなる感じがしました。これだとこのイヤホンじゃなくてもいいかな、という印象です。

おすすめポイント

  • 低音はBOSE、中高音はBAドライバーでイヤーカフ最高峰のサウンド
  • IP66の高い防水性能
  • ズレず、痛くならない装着感
  • 物理ボタンで操作性が最高

イマイチポイント

  • ハイレゾ(LDAC)とBOSEサウンド(EQ)の併用ができない
  • 価格が23,800円とやや高め

まとめ

Baseus inspire XC1は、イヤーカフ型イヤホンの新たな基準を作る製品だと感じました。

「sound by BOSE」の名に恥じない重厚な低音に加え、BAドライバーによる繊細な中高音の表現力が素晴らしく、バランスの取れた音質を実現しています。IP66の防水性能や物理ボタンによる確実な操作性など、実用面でも非常に優秀です。

唯一の欠点はLDACとBOSE EQの併用ができないことですが、BOSE EQモードでの音質が非常に優れているため、大きな問題にはならないでしょう。

価格は23,800円とイヤーカフ型としては高めですが、音質・装着感・機能性を総合的に考えれば納得の価格設定だと思います。

イヤーカフ型イヤホンで最高峰の音質を求める方には、間違いなくおすすめできる製品です。

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