今回レビューする「HUAWEI FreeBuds Pro 4」は、最新技術を惜しみなく詰め込み、Androidユーザーにとってまさに最有力候補となる一台です。
デュアルドライバー構成による高音質、業界トップクラスのノイズキャンセリング、そして細部までこだわった操作性。
これらが融合することで、日常から音楽鑑賞まで幅広く活躍できる万能モデルに仕上がっています。
この記事では、実際に使用して感じた外観・音質・機能性を徹底レビューしていきます。

HUAWEI FreeBuds Pro 4 ワイヤレスイヤホン カナル型 ハイレゾ対応 ダイナミックANC3.0 IP54防塵防滴 33時間音楽再生 ワイヤレス充電 ホワイト
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
カラー | ブラック / ホワイト / グリーン |
重量 | イヤホン:約5.8g / ケース込み:約47g |
ドライバー | 11mmダイナミック + 平面ドライバー(デュアル構成) |
周波数特性 | 14Hz ~ 48kHz |
対応コーデック | L2HC 4.0 / LDAC / AAC / SBC |
Bluetooth | 5.2 |
防塵・防水性能 | IP54(イヤホン本体) |
駆動時間 | ANCオフ:約7時間 / ケース込み最大約30時間 ANCオン:約5時間 / ケース込み最大約22時間 |
充電方式 | USB-C / ワイヤレス充電対応 |
付属イヤーピース | シリコン4サイズ + フォーム3サイズ |
価格(2025年9月時点) | 約28,000円 |

平面ドライバー搭載とイヤーピースが2種類ついているのが特徴だな



確かにその2つはほかのイヤホンじゃほとんど聞かないかも
外観デザイン




外観は非常に高級感があります。雰囲気としてはAirPods Proに近いですが、ステム部分には金色の装飾がしてあります。
メーカー名も「HUAWEI」と書いてあります。ここは筆者的には少しマイナスポイント。シンプルが好きなので。


ノズルは独自形状で非常に幅広い楕円形。こちらもAirPods Proに近いですが、イヤーピースの互換性はありません。
独自形状なので他社製のイヤーピースは使えないと思った方が良いでしょう。
ただしこのイヤホンにはシリコンタイプとフォームタイプの2種類のイヤーピースが付属していて、装着感を選べるようになっています。これはありがたい。どちらもしっかりとワックスガードがついており、安っぽさは全くありません。さすがのクオリティです。



ビルドクオリティは高いな。さすが有名メーカって感じだ。
◎高級感のあるデザイン
◎選べるイヤーピース
◎ワックスガードもしっかり搭載
音質
非常に良いです。ドライバーは独自のデュアルドライバーで、片方には平面ドライバーを採用しています。もちろんハイレゾ対応です。
まず印象的なのは非常に豊かな中音域ですね。ボーカルや楽器の音の粒が立っており、非常に明瞭に聞くことができます。
高音域に関しても刺さることなくきれいに響き、音場も広めかと思います。
低音域に関しては、デフォルトのチューニングではドンシャリが好きな人には物足りないかもしれません。筆者はズンズンとした低音がそこまで好きではないのでデフォルトで良いのですが、低音好きはイコライザーで低音を上げることをお勧めします。イコライザーをいじればかなり響くようになりますよ。ドンシャリ好きにも安心です。
ジャンル別試聴
EDM 🎧
Avicii – Wake Me Up
- 音場は広め、左右の分離感◎
- 低音はタイトでぼやけないが、迫力は控えめ
- ボーカルは明瞭
- シンセ高音域はメリハリと明瞭感あり
- 中音域の分離感も良好
ロック 🎸
ONE OK ROCK – The Beginning
- 音場広め、楽器の分離感◎
- ボーカルのハモりも潰れず聴き取れる
- 低音は控えめ → 迫力欲しければEQ調整推奨
- シンバルとギターの分離も◎
- ボーカルと楽器の一体感が素晴らしい
- 空間表現に優れ、音の方向が明確
J-Pop 🎤
Aimer – カタオモイ
- 中高音域は明瞭で透き通る
- ボーカルの生感あり、コーラスも透明感◎
- ギターはやや作られた質感
- バスドラムは心地よく響く
- ラスサビで楽器が前に出てもボーカル潰れず
- 女性ボーカル曲との相性抜群、刺さりなし
アニソン ✨
中島愛 – 星間飛行
- ボーカルが生々しく楽しく響く
- 楽器との分離感が心地よい
- ギターの歪み表現も◎
- 低音が主役でない曲と相性抜群
- ボーカル主体のアニソンに特にマッチ
クラシック 🎼
ドビュッシー – 月の光(辻井伸行)
- 音場は標準的
- ピアノの余韻が綺麗に表現される
- 和音が潰れず、粒立ち◎
- 全音域がバランス良く整っている
- 左右の立体感が優秀
- 正面で演奏を聴いているかのようなリアリティ
総評 📝
- 分離感・空間表現に優れた万能型
- 低音の迫力はやや控えめだが、タイトで聴きやすい
- 長時間聴いても疲れにくいバランス型サウンド
- 特に「女性ボーカル・アニソン・クラシック」で真価を発揮



音質は機能性全盛りのイヤホンの中ではトップクラスだと思うぞ



粒だっていて明瞭だけど聞き疲れしないのが良いよな


HUAWEI FreeBuds Pro 4 ワイヤレスイヤホン カナル型 ハイレゾ対応 ダイナミックANC3.0 IP54防塵防滴 33時間音楽再生 ワイヤレス充電 ホワイト
◎きれいに響く煌びやかな中高音域
◎イコライザーで調整すればドンシャリにもできる
ノイズキャンセリング
非常に強力です。特に付属のフォームタイプのイヤーピースを使用した際のノイズキャンセル性能はAirPods Pro 2に迫っている、もしくは同等レベルかと思います。
しかもこのイヤーピース、一般的なフォームタイプと違ってノズル部分との間に隙間があります。これによってフォームタイプでも従来のものより圧迫感が少なく済んでいます。
シリコン系のイヤーピースでは、ノイズキャンセル機能はAirPods Pro 2より少し劣るかなといったところでしょうか。
ただこれも耳との相性もあるので、ほぼ同等といっていいですかね。すごいです。



装着感が軽いのに効いてるのはデジタルの部分の処理がうまい証拠だな
◎トップクラスのノイズキャンセリング
◎フォームタイプのイヤーピースを使えばより強力に
他社製イヤーピース


- SpinFit Omni ×
- AZLA SednaEarfit Crystal 2 Standard ×
- AZLA SednaEarfit Max ASMR Standard ×
- AZLA SednaEarfit Foamax Standard ×
- AZLA SednaEarfit MAX for TWS △
- AZLA SednaEarfit MAX ×
- Pentaconn COREIR mini ×
前述した通り、独自形状のノズルなのでほとんどのイヤーピースがはまりません。
ただし無理やり頑張ればAZLA SednaEarfit MAX for TWSだけははめることができました。
ただノイズキャンセリングが弱まる感覚もありましたし、基本的に変更することはお勧めしません。



付属のもワックスガードもしっかりついていてクオリティが高いぞ
◎独自形状なので他社製はほとんど使用できない
◎純正のクオリティが高いので変える必要なし
装着性・操作性




装着感は一般的なカナル型と同等、もしくはそれより軽い感じですね。非常に良いです。
操作はステム部分の感圧センサーとタッチセンサーの両方が搭載されており、タッチセンサーに関しては反応するかどうかを選べるようになっています。
これは非常にうれしいですね。
ただタッチセンサーに関しては誤タッチ防止のため1タッチでは反応しないようになっているので、基本はステム部分をつまむことで操作することをお勧めします。
反応性も非常に良いです。つまむ部分の太さが程よく、素材も違うので間違えることはほぼありませんでした。スワイプすることで音量も調節できますので非常に便利です。



操作性が選べるのはうれしいな


HUAWEI FreeBuds Pro 4 ワイヤレスイヤホン カナル型 ハイレゾ対応 ダイナミックANC3.0 IP54防塵防滴 33時間音楽再生 ワイヤレス充電 ホワイト
◎軽い装着感
◎タッチ操作とピンチ操作どちらにも対応
マイク性能
スマホでの録音と比較していきます。肉声が流れますので苦手な方はスルーしてください!
【静かな環境】スマホマイクで録音
【静かな環境】イヤホンマイクで録音
【扇風機強風の目の前】 イヤホンマイクで録音
【電車の走行音】スマホマイクで録音
【電車の走行音】イヤホンマイクで録音
驚きましたね!!電車の走行音はPCから爆音で流してるんですが一切聞こえません。ここまで雑音の消音力が強いイヤホンあまりあったことがないですね。これは凄すぎる・・・。
風切り音もほぼないですし通話性能を求めてる人にもぶっ刺さりますね。
◎圧巻の通話性能
◎周囲のノイズをほぼカットし声だけを拾うことができる
その他機能
ほとんどの機能は搭載されていますが、空間オーディオに関しては非搭載となっています。ヘッドトラッキング機能はあるのでやろうと思えばできると思うのですが、コストカットですかね。個人的には別にいらない機能なのでそこまで残念ではないです。
アプリも非常にわかりやすく、操作性も高いですね。ただGoogle PlayストアにはHUAWEIのアプリはありませんのでブラウザからインストールする必要があります。
ここは少し面倒くさいですね。ただ一度入れてしまえばその後は何もありませんので、最初だけです。
おススメポイント
- 明瞭な中高音と調整可能な低音で非常に高音質
- 最強に近いノイズキャンセリング
- 選べる操作性
- 選べる装着感
- 高いビルドクオリティ
イマイチポイント
- アプリのインストールが面倒
- 空間オーディオ非搭載
- 再生時間が若干短い
まとめ
個人的にはAndroidユーザーの方に一番おススメしているイヤホンです。欠けている機能がほとんどなく、ノイズキャンセリングと操作性が全イヤホンでもトップレベルなので、万人にお勧めできるイヤホンだと思います。
価格も2025年9月現在で28,000円程度と、フラッグシップモデルとしては買いやすい価格になっています。
ぜひ下記リンクからでもチェックしてみてください。
それでは。



筆者も日常で一番使ってるイヤホンだな


HUAWEI FreeBuds Pro 4 ワイヤレスイヤホン カナル型 ハイレゾ対応 ダイナミックANC3.0 IP54防塵防滴 33時間音楽再生 ワイヤレス充電 ホワイト
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